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高湯温泉

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高湯温泉 白濁湯の謎

2016/01/09 | 永山博昭

画像は朝9時開館前のあったか湯浴槽画像。浴槽底が見える薄濁りですね。これから入浴者によって湯が撹拌されて湯花が発生して、お昼にはいつもの高湯の白濁湯になります。前日営業終了後にお湯を抜いて清掃していますので朝一のサラ湯は濁りが少ないです。

これが送湯樋も清掃した金曜日朝一ですと、なんと!浴槽底まで透明なお湯なんです。その透明なサラ湯を求めて金曜開館前に玄関に並ぶ茨木や宮城などのお客さんがいらっしゃいます。いやはや温泉道は奥深く、ファンの方々の観察力と行動力には感心いたします。(画像は分湯枡の透明な湯)

実際にサラ湯をORP(酸化還元電位)検査をしてみると温泉水の還元力は、源泉の湯とほとんど変わっていません。源泉から浴槽までの送湯間での酸化度が低く、高湯の湯はそのままの状態が保たれているという証ですが、それを目で見てわかるという事なのですね。還元力というのは温泉水そのものに備わっている力でして、温泉成分や湯花の多い少ないが大きく影響するものではありません。

詳しくは「温泉の効能」へ ↓
http://www.takayuonsen.jp/virtue/

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