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高湯温泉の給湯方法

2006/05/03 | 永山博昭

<高湯温泉の給湯方法>
高湯温泉では自噴源泉を9か所利用し、自然の落差で浴槽まで引湯してかけ流しています。

最近良く聞く「かけ流し」ですが、まったく自然なままの給湯方法というのではなく、一部循環かけ流しや加水加温かけ流しなどがあります。かけ流しにもそういった表示言葉があるということは、それだけ情報の公示に正直になってきたという事かもしれません。さて高湯温泉の源泉かけ流しとは、どういう方法で行われているのでしょうか。

写真は共同浴場あったか湯の源泉「高湯26番 滝の湯」から湯樋、そして分湯箱までの給湯システムです。あったか湯駐車場からすべてを見る事ができます。源泉から浴槽まで60メートル。途中で温泉に対し、何も手を加えていない事が解ります。ここは高湯温泉の良い見本となっています。

源泉温度は51℃で、樋の蓋を開閉したり分湯箱で湯量を増やしたり絞ったりして温度調節をしていますが、入浴人数や天候などで温度が変わるので、小まめな管理調整が必要です。それらをすべて統括して管理している者を<湯番と呼んでいます。
 
これらの何もしない手を加えない高湯の給湯方式を言葉で表しますと、自家自噴源泉完全放流型かけ流し方式(加水加温無し)となります。

【写真上】あったか湯の源泉から引湯樋
【写真下】あったか湯分湯箱
     微妙な湯量調節をしているのが解りますね

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