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高湯よもやま話
高湯温泉の歴史や出来事など…
高湯温泉の自噴源泉かけ流しとは
2005/09/26 | 永山博昭
高湯温泉の源泉<その1>
高湯温泉では自噴源泉を9箇所利用し、自然の落差で浴槽まで引湯してかけ流しています。
動力汲揚げや加水加温はしていませんので、地下から湧き出る温泉の温度と湯量によって浴槽の大きさが決定づけられます。それは引湯する源泉の位置によって、旅館の場所が決められるという事でもありました。
これらの理由は、硫黄泉という特殊な温泉の性質のためです。金属は短期間で腐食し、コンクリートでさえも溶かしてしまう温泉の成分のせいです。これにより昔から単純な引湯システムでないと、設備がもたないという理由がありました。しかし人間に対する温泉の薬効は高く、高湯温泉の魅力であり特徴となっております。
さて高湯温泉の特徴である自噴源泉とは、どんな物なのでしょうか。字のごとく自ら湧き出る温泉なのですが、写真をごらんいただければ良く解ると思います。まさに自噴です。
湧出したばかりなので、お湯には湯花が含まれていません。樋で引湯し空気と触れて初めて湯花が形成されます。湯壷の周りには石化した湯花が見えます。
【写真上】源泉名:高湯26番 滝の湯
<引き湯施設>
あったか湯・玉子湯・ひげの家・安達屋・遊食館
【写真下】源泉名:高湯10番 玉子湯
<引き湯施設>
玉子湯
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